私が体験した共有物分割調停のお話し致します。201406181415251[1]   父親が亡くなり数年経っておりましたが、母親と遺産分割協議が進まず、娘さん(三女 既婚)が自分の権利を買い取ってほしいと相談に見えました。どうしても至急現金化したいということで、不動産は実家と同じ駅にある鉄骨造3階建の空き家でした。 どちらも築20数年経っておりました。   娘さんが法定相続持分での登記を申請して、登記完了後、双方合意の金額で、娘さんの持分につき売買契約を締結しました。私共に登記が完了した登記簿謄本を持って、実家に伺いお母様に経緯を説明し、「今後についてご相談しましょう、ご希望をお聞かせ下さい。」と連絡先を伝えた2ヶ月後、母親の代理人弁護士より調停申立の受任通知が届きました。   それから1ヵ月半以上経った頃、1回目の調停の呼び出し状が届き、それぞれ調停員に希望を伝え1回目終了。 1ヵ月後、2回目調停。こちらは良くても裁判所と先方の代理人弁護士の都合があるため、1~1ヵ月半の間隔での調停です。   4回目で双方の合意点を詰め、5回目に調停成立となりました。駅近くの一等地の実家の持分と空き家の他の持分との交換で合意しました。   1回目の調停から約6ヵ月、期間としては長い方ではありません。 ≪共有持分買取 事故物件買取 相続コンサルティング 任意売却のアールマンション販売≫